左見右見(とみこうみ)
「左見右見(とみこうみ)」。
『こんなにも微妙な日本語』日本語表現能力研究会:編〈学習研究社〉で見つけた言葉です。うちのココログのタイトルが「右月左月」なので、「右」と「左」が並んだ言葉にはつい目を止めます。
◆とみ‐こうみ【と見こう見】
(トミカクミの音便)
あちらを見たり、こちらを見たり。(一説に、ミは並列を表す接尾語)
(『広辞苑 第五版 CD-ROM版』より)
広辞苑では「と見こう見」という見出しになっていますが、多くの辞書では「左見右見」という表記が使われています。
「左見右見して歩く」などの使われ方をします。
似た言葉で「ためつすがめつ」があります。
◆ためつ‐すがめつ【矯めつ眇めつ】
(ツは助動詞)
いろいろの向きから、よくよく見るさま。とみこうみ。
「ためつすがめつ」の説明に「とみこうみ」が入っていますが、微妙に使い方が違います。
「左見右見」は自分を中心に周囲をいろいろ見回す。(外へ向かう)
「矯めつ眇めつ」は見る対象をいろんな角度からじっくり見る。(内へ向かう)
古い言葉ですから、だんだん使い方が変化しているのかもしれません。
ところで私は「ためつすがめつ」が言えません。「ためすがめつ」で覚えてしまいました。そうか、「つ」を入れないといけませんね。
| 固定リンク
「雑学」カテゴリの記事
- 来生さんの名字の由来/週刊文春2024年6月27日号「新・家の履歴書」来生たかお(2024.06.23)
- 仙台から広まった日本のフィギュアスケートと、東京・名古屋・松戸経由の現在のフィギュア王国・仙台(2017.04.09)
- オリンピアン(オリンピック出場経験者)の人数、大学別ランキング(2008年~2014年)(2016.07.26)
- 日本人フィギュアスケート関係者の苗字(姓)の全国分布(2012.02.16)
- 検索サイト「Google(グーグル)」日本語版で、外国の現地時間を調べる(2010.11.17)



