ユリイカ〈特集:人形愛〉2005年5月号
「ユリイカ」2005年5月号〈特集:人形愛 あるいは !, DOLL〉 (第37巻第5号)(青土社)
・恋月姫(人形作家『人形姫』)×金原ひとみ(小説家『アッシュベイビー』)の対談
・四谷シモン(人形作家『人形作家』)、押井守(映像作家『GHOST IN THE SHELL~攻殻機動隊~』)へのインタビュー
・津原泰水の短編小説
ほか、コラム、写真(カラーあり)
※青土社-ユリイカ 2005年5月号のページ
人形といっても、小さいお子様のためのかわいいものではありません。
球体関節人形。ハンス・ベルメール。ゴシック・ロリータ。生き人形。
ぶっちゃけ、死体写真のような背徳的な雰囲気の少女人形です。
怖くて魅惑的でとっても高価な人形のご主人様は、20歳過ぎた現役〈少女〉たち。
一昔前に比べると球体関節人形もメジャーになりましたね。十数年前は澁澤龍彦『少女コレクション序説』を本屋で買うのも恥ずかしかったですが、今では大事なところまでリアルに作ったこの手のお人形を愛好するのは女性が中心ですからね。
女性向けの人形の他、オタク向けフィギュア、ラブドール(ダッチワイフ)にも話を広げ、現代日本のサブカルチャーの中で知的レベルの高い人々から崇拝されている〈人形〉を論じています。
お人形そのものより、いい大人が稚い存在に愛を注ぎ右往左往する様子を観察するのが興味深い。
川原由美子『観用少女(プランツドール)』、山尾悠子「チョコレート人形」(『オットーと魔術師』所収)とかね。そういえば、ミルクと砂糖菓子と愛情で育つプランツちゃんたちと、「チョコレートちょうだい」しか言えないアンドロイドの辰砂(しんしゃ)は似てますね。
どうでもいいけど、今アマゾンで『オットーと魔術師』のデータ見たらすごい値段ついてますね。発売当時に定価(300円ぐらい?)で買った人間には驚きです。
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