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2005年9月 4日 (日)

ゴッホ>>式場隆三郎>>二笑亭

日本におけるゴッホの研究で知られる人に、精神学博士の式場隆三郎(しきば・りゅうざぶろう)がいます。
「裸の大将」山下清の芸術の才能を見出し、保護者として作品を世に送り出す手助けを支えたことでも知られる先生です。

その式場博士が昭和初期に建築家・谷口吉郎氏とチームを組んで研究したのが有名な「二笑亭(にしょうてい)」です。
東京深川の街中に建てられた不気味な民家。関東大震災で少し精神に変調をきたした金持ちが、自分の思うままに建てさせた建物。家人は同居に耐え切れずだんだん別宅に逃げ出し、最終的には二笑亭主人は精神病院に入れられ、日本建築史上類を見ない建物は未完のまま取り壊されました。

二笑亭が取り壊されてから五十年後に刊行されたのが『二笑亭綺譚 五十年目の再訪記』(求龍堂)。これを文庫化したのが『定本 二笑亭綺譚』(ちくま文庫)です。
式場博士が書いた当時の記録『二笑亭綺譚』に加え、式場博士の息子・式場隆成氏や建築家・藤森照信氏による研究・考察、美術家・赤瀬川原平氏の小説、二笑亭主人の海外旅行記を付し、資料を基に岸武臣氏が再現した二笑亭の模型を中央15ページにわたりカラーで紹介しています。

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