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2006年12月10日 (日)

「明月記」に記録された大客星(超新星)の今の姿

千年前に藤原定家が記録の「超新星」、すざくが観測
Yahoo!ニュース - 読売新聞 - 社会ニュース - 12月9日(土)12時44分

>鎌倉時代の歌人・藤原定家(1162~1241)が日記「明月記」に出現の記録を残している超新星「SN1006」の現在の様子を、エックス線天文衛星「すざく」がとらえ、宇宙航空研究開発機構が画像を公開した。

「明月記」は1180~1235年(鎌倉時代)に書かれたもので、公的な政治や古い記録、和歌などの見聞を記し、鎌倉時代の史料として有名なものです。

「明月記」の中に天文・気象分野を司る陰陽寮の古い記録から客星(彗星・超新星)の記録がいくつか書き写されています。その中に3つの超新星の記録があります。
その3つのうち一番有名なのが1006年に現れた超新星で、当時はマイナス6・3等(満月の約半分の明るさ)と非常に目立つ星で特に「大客星」と書かれていました。日本だけでなく、中国・欧州・アラビアにも記録が残っています。

※参考資料
『星の古記録』
斉藤国治〈岩波新書〉

詳しい報告と映像は宇宙科学研究所X線天文グループ の「すざく」ホームページに掲載されています。

すざく観測速報12: すざくが観測したSN1006
「すざく」ホームページ(2006/07/11)
宇宙科学研究本部|JAXA「すざく」公式ホームページ

この記事、Yahoo!ニュースのサイトに掲載されたのは12月ですが、実際に「すざく」ホームページで公表されたのが7月なのですね。

それで思い出したのが清原なつのさんのSF短編マンガ「ふたなり姫ととりかえばや皇子」。この話の中に藤原定家と「大客星」が出てきました。今年の7月末に発売の雑誌『月刊 flowers (フラワーズ) 2006年9月号』に掲載された作品です(コミックス未収録)。
作品の発表時期を考えると、「すざく」の観測速報でこの「大客星」が取り上げられるのを見越して描いたのでしょうか。観測の予定は数ヶ月前からホームページで発表されていたのでできない話ではありません。
流石は清原さん。作品に時事ネタを合わせるのも、SFネタを少女マンガに消化するのも素晴らしいお手並みです。それに数ヶ月気づかなかったとはファンとして不覚です。

※清原さんの過去の作品リスト
夏貸文庫/清原なつの作品リスト

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