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2007年3月27日 (火)

「安野光雅の世界」展(名古屋・松坂屋美術館)

名古屋の松坂屋本店南館の松坂屋美術館で開催中の「安野光雅の世界」展に行ってきました。

「安野光雅の世界」展
(2007年3月24日~4月10日)松坂屋美術館:松坂屋名古屋本店

松坂屋美術館のホームページにある「特別ご優待割引券(200円分)」を印刷して持っていって、一般900円のところを700円で入場。

平日の午前中だから行列もなくゆっくり見られました。ご年配のお客さんが多かったです。

原画を見ると、印刷には写らないとろこまでわかって面白い。
解説文を読むと、安野さんの知識の引き出しの多さと感受性の豊かさに驚かされます。
安野さんのサインは洋風の絵は「M. Anno」、日本画風の絵は「光雅」と書き分けているようです。

基本的に安野さんの作品は水彩画用紙に透明水彩絵の具、たまに透明水彩絵の具+インク。
ほとんど書き直しがないのは流石です。でも『ABCの本』のUmbrellaの柄の部分が上から紙を張って描き直してありました。

『ABCの本』『あいうえおの本』はアルファベットやあいうえおのだまし絵と、周囲の飾り罫は別に描いていて、飾り罫は別の紙に印刷して中を切り取って中のだまし絵が見えるようにしてありました。アルファベットは飾り罫より大きい紙に描いてありましたが、あいうえおは飾り罫より小さい紙に描いてありました。

『繪本 シェイクスピア劇場』は透明水彩画ですが、建物の柱や壁、衣服(トーガ)の白の部分は白の不透明絵の具(ガッシュ)を重ね塗りしていました。印刷ではわかりにくいですが技法を凝らしているのですね。

『繪本 平家物語』はいつもの作品とは違い、布(絹本?)に描いています。輪郭線もペンではなく筆っぽいです。墨汁や金泥や銀粉も使って日本画風に描いています。でも絵の具は透明水彩なので、日本画で使う顔料とは違いますね。図録には画材の説明はありません。残念。

『ついきのうのこと -續・昔の子どもたち』は絵の部分と地の部分が別に書かれていたことがわかりました。鉛筆書きの日記の字と先生の赤ペンの字は別の紙に書いて、印刷用の透明フィルムに製版して絵の部分に重ねて展示していました。

会場出口の売り場で図録(2000円)と絵本を数冊買いました。普段本屋で見かけない本が揃っていてもう少し買いたかったけど重いのであきらめました。図録の巻末に年譜と主な著書が載っていて、自分のサイトの安野さんの作品リスト製作の参考になります。
安野光雅本棚@夏貸文庫

会場に告知が出ていましたが、今週の3月31日(土曜日)に松坂屋美術館に安野光雅さんが来てサイン会をするらしいです。しっかり時間を見ませんでしたがたぶん午後から。人数制限有。図録か書籍のみにサインするそうです。私は仕事で行けないので残念。


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