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2008年1月30日 (水)

ドラマ「ハチミツとクローバー」第4回感想

1月29日放送のフジテレビ系列ドラマ「ハチミツとクローバー(ハチクロ)」第4話を見た感想。

森田が自分でコンクールに出品して賞をもらってご満悦。原作では賞狙いで作品を作るはぐみに怒っていたのに、正反対ですね。
テレビの実況中継の後ろで騒いで目立とうとする馬鹿って本当に嫌いです。
あんなイライラする行動して、小物くさい。木工道具を振り回してでかい作品を作っている姿はいいんだけど。
もうニューヨークから帰ってこなくていいです。

森田にまとわりついて「先生」と呼んでいるおじさんが、画商の寺登サンというドラマオリジナルのキャラ設定を今月号の「コーラス 2008年 03月号」を読んで知りました。

野宮が変な方向に性格悪いです。自分で女の子に声をかけても、後輩にナンパを命令するなんてカッコ悪いことはしませんよ。若造をいじめることはしても、もっと軽やかにやるでしょう。真山がなりたかった「完成型」には見えません。

はぐみは、自分の恋心に気づいても言葉にはできないでしょう。森田やはぐみは感情を言語にまとめられずに作品に昇華する人種だと思っています。
人間の感情の整理の仕方は、話し言葉だったり書き言葉だったり絵だったり造形だったり歌だったり踊りだったり走りだったりいろんな手段があります。全ての登場人間がセリフで自分の考えを表現していたら、ドラマに奥行きを感じられません。

ドラマは、原作ハチクロを読まない層に向けて作っているのでしょうか。
ドラマとしては成立しています。しかし原作が好きな人が致命的に嫌いそうな言動のキャラが目立っています。
原作のハチクロが好きそうな人はすでにアニメや映画でつかんでいるから、それ以外の層を引き込もうとして失敗した痛々しさを感じます。

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2008年1月29日 (火)

「ハチミツとクローバー」スピンオフ・ストーリー

2008年1月28日発売の集英社「コーラス 2008年 03月号 [雑誌]」に「ハチミツとクローバー」ドラマ化記念のスピンオフ・ストーリー(番外編)が掲載されました。

Chorus Lovers(集英社公式サイト)

「ドラマ大ヒット」かどうかはともかく、羽海野さんの新作が読めるのはうれしいです。

下の方にネタバレがあるので内容を知りたくない方はご注意を。

コーラスの表紙もハチクロ、裏表紙もコラボ商品(協同乳業「ミルフルミックス・クローバーはちみつレモン」)、付録もハチクロのエコバッグでハチクロづくしです。

おまけの「ハチクロ・エコトート」はホイップちゃん(作品中でグッヅ展開しているウサギのファンシーキャラクター)のプリント。無印良品で80円で売っているエコバッグのようなペラペラの素材(綿ポリエステル混紡)。これぐらいチープな作りだと気兼ねせず使えてありがたいです。小さく折りたためるのでかばんに入れておけるし、ハチクロ原作を知らない人なら普通のかわいいウサギ柄で気にされないから。

連載直後(2006年11月発売コーラス 2007年 01月号
)に掲載されたスピンオフの感想はこちら。
右月左月: 「ハチミツとクローバー」スピンオフヴァージョン

今回のお話は、野宮さんとあゆの近況報告。

冒頭は藤原デザイン事務所で語られる真山の噂。
真山の理花さんへの情熱というか邪念が増幅されていて笑いました。
理花さんが指輪をつけていたのは、オモチャの指輪に隠してホンモノのアクセサリーを贈るという白々しい「さりげなさ」を無視するのがあまりにも不憫だったからでしょうか。

野山さんとあゆがおしゃべりしながら美大の陶芸室へ。

野宮さん、山田さんの心の声を副音声でアフレコ。あの子は何を考えているかわかりやすいよね。
一応説明。「アフレコ」はアフターレコーディングの略。映画やテレビで、画面だけを先に撮影し、後から声や音を録音すること。広辞苑にも載っている和製英語です。アテレコとも言います。

はぐちゃんがリハビリと創作活動をがんばっていて安心しました。
下手でも何でも、自分の手で一生懸命に何かを作り出すことは心が満たされます。
はぐちゃんの作ったハトの置物見てみたいです。外で鳩を見かけると、首の周囲のメタリックなピンク色は気になりますよね。

ドラマのセットを見て今回の陶芸室を描いたそうです。ドラマのセットはいいですよね、セットは。

野宮さんの「君と僕の」未来予想図が楽しそう。自宅(長野にある野山さんの実家)の裏山に登り窯ってステキ過ぎるわ。

笑って笑って胸キュンさせられて、すごくいいお話でした。

(※森田さんと竹本君の話題は無し。彼らは仕事仲間が一緒だからさみしいことはないでしょう。)

3月にはハチクロのカラーイラスト集が発売される予定だそうです。B5判オールカラー192ページ。

2月22日には白泉社のヤングアニマルで連載中の『3月のライオン』1巻発売。青年誌は立ち読みしにくいのでコミックス刊行を待っています。

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2008年1月26日 (土)

『もっとカラーがうまくなる!画材テクニック』マンガ技法書

もっとカラーがうまくなる!画材テクニック (激マンシリーズ7)
コミッカーズマンガ技法書〈美術出版社〉(2007/01)

アクリル絵具についての資料を図書館で探して、気に入った参考書。

プロのイラストレーター・マンガ家がカラー原稿に使用しているアナログ(手描き)画材の特徴と使い方を、カラー写真付きで丁寧に紹介しています。

◇カラーインク(ひろき真冬)/カラーマーカー(コピック)(いわさき砂也)/アクリル絵具(井上直久)/透明水彩・不透明水彩(笠井あゆみ)/色鉛筆・パステル(noa)/油絵(たつき川樹)/日本画(安倍吉俊)

色彩についての基礎知識の簡単な解説あり。

ひととおりの使い方しか説明していないので、とりあえずいろんな画材について知りたい人向け。
使いたい画材が決まったら、専門の技法書で具体的な使い方を勉強するといいと思います。

『画材テクニック』美術出版社
美術出版社 公式サイト

画材置場@夏貸文庫
透明水彩絵具・色鉛筆・コピックなどの商品リンクあり。
これからアクリル絵具・カラーインク・パステルについてのページを増やす予定。

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2008年1月23日 (水)

ドラマ「ハチミツとクローバー」第3回感想

1月22日放送のフジテレビ系列ドラマ「ハチミツとクローバー(ハチクロ)」第3話を見た感想。

今回で夏の話で次回はクリスマス。展開速いですね。

理花さんの夫の原田さんが亡くなった理由が飛行機事故になっています。名前は「ハラダヒデユキ」(原作では最後まで下の名前は出ていません)。自宅で腕に火傷した理花さんに付き添って病院へ行き、予定の搭乗便を変えて出張に行き事故にあったため、理花さんは自分を責めています。
原作では理花さんが運転していた車がトラックにぶつけられ、同乗のダンナは死亡。理花さん自身も後遺症の残る大怪我をしました。すでに実家の親も亡くなり身内のいない理花さんを、原田夫妻に一番親しかった花本先生が介護をしていました。しかし花本先生自身が親友の不在の大きさに耐えられず精神的に追い詰められ、二人は離れることになります。
花本先生が心身ともに彼岸に行きかけていた理花さんを支えきれなかったことは、後の花本先生の行動に重要な点なのに。

森田さんのお兄さん出てこないね。身近にいる天才に嫉妬する凡人の苦悩はへヴィ過ぎるから一般の視聴者がついていけないか。

もう原作どおりのイメージを守ることより、レギュラーの俳優に毎回出番を作ることが優先されているようです。重要人物の森田さんとはぐが別人格なので、原作どおりの展開はあきらめています。自分が好きでないキャラが出張ってるドラマを見るのは辛い。

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2008年1月21日 (月)

ETV特集 「父とチャコとボコ~金子光晴・家族の戦中詩~」

NHK教育で詩人・金子光晴を取り上げていました。

◆ETV特集「父とチャコとボコ~金子光晴・家族の戦中詩~」
NHK教育/1月20日(日)午後10時00分~11時00分
ETV特集 (NHK公式サイト)

昨年(2007年)、金子光晴と家族が戦時中に書いた詩を集めた手書きの詩集『詩集 三人』が、古書店から発見されました。

番組では光晴の孫娘の夏芽さんが、光晴の足跡をたどりました。

金子光晴というと、戦前に妻と二人で欧州や東南アジアを放浪した旅から生まれた異国情緒と肉体感覚の豪華な詩、反戦、反権力、鋭い現実批判の詩で知られます。
代表作『こがね虫』『マレー蘭印紀行』『蛾』『落下傘』『人間の悲劇』など。

しかし光晴の孫と同年代の私には、彼の人は「やさしいじいちゃん」のイメージです。金子光晴の詩に曲をつけた合唱曲「若葉よ来年は海へゆこう」を中学校で覚えてすごく気に入り、この詩が収録された詩集も買いました。番組中にこの合唱曲も歌われました。
初めての孫娘・若葉とその妹・夏芽へのあふれる愛情と、孫娘たちの未来への不安や悲しみをつづった『詩集 若葉のうた』〈勁草書房〉は、反権力の詩人といわれる金子光晴の作品の中ではひどく優しい詩でかなり異端作です。読み返すと美しく深い愛情に泣けてきます。

昭和十九年、召集令状が届いた十九歳の一人息子を喘息と偽り徴兵を逃れ、家族三人で山中湖に疎開します。
隠れ住むつましい暮らしの中で、家族が作った詩を集めて詩集が作られます。
詩集では妻・森三千代(小説家)は「チャコ」、一人息子・森乾(けん/のちにフランス文学者)は「ボコ」の愛称で登場します。
国家権力に反抗して作品を発表する場を失い、徴兵逃れをし世間から隠れながら家族を守ろうとする詩人の姿は、平和な世の中で孫娘の誕生と成長を見守る老人の姿へとつながります。
『詩集 若葉のうた』のなかで世の中が悪い方へ進むのをひどく恐れるのは、戦前戦中の戦争の狂気へ突き進む世間を見ていたから必死なのですね。

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2008年1月16日 (水)

ドラマ「ハチミツとクローバー」第2回感想

1月15日放送のフジテレビ系列ドラマ「ハチミツとクローバー(ハチクロ)」第2話を見た感想。

人見知りの激しいはぐみが1ヶ月やそこらで森田や真山に笑ったり話しかけるのは変でしょう。そのくせ、はぐみが竹本に対して敬語でよそよそしい。
当初は男子では竹本君にだけ懐いて少しづつしゃべる、小動物のようなはぐちゃんの繊細な愛らしさが失われています。原作では周囲の言葉に傷ついて吐いたり熱を出したりする過敏な子が、ドラマでは周囲を気にしない天然系というより反応のずれた鈍感な子に見えます。
森田さんの、はぐのキャラクター性に刺激された素敵な創作活動と、好意と感じられない(本人も自覚できていない)激しい愛情表現の楽しさがありません。あの人は、芸術的才能がざぶざぶあふれてるのに周囲に迷惑かけまくりの小学生レベルの行動というギャップが魅力なんです。森田がキスして気障なセリフをはくか? あんな森田にキスされてはぐみが恋するか? とりあえず、芸術家の指にガラスのかけらはやめろ。怪我する。

ハチクロワールドは、大切な女の子たちを幸せにするために、若者たちがじたばたもがき苦しむ青春を温かく見守るのが楽しいんです。女の子たちに魅力が感じられないし、野郎どもの女子に対する態度も粗末。どんどんみじめな気分になります。

お笑い(ギャグ)が寒いのも見続けるのが辛いです。「コマネチ」なんてやったら、はぐみに物陰から白い目で見られるのがオチでしょう。最近のお笑いバラエティ番組は見ませんが、あんなレベルのギャグでウケるんですか。
……なんで木村祐一が今週も出ているんですか。殺意が芽生えます。無駄に金運がいいのは森田さんの役です。ローマイヤー先輩が乗る車はフォードのトラックでしょう(オフィシャルファンブックvol.0の作者インタビュー参照)。

原作への愛が無かったら、目を背けてチャンネルを変えるレベルです。

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2008年1月15日 (火)

〈原作ハチクロ〉はぐみの絵画教室で使った絵具

ハチミツとクローバー (7) 』羽海野チカ(集英社クイーンズコミックス)で、はぐみが夏休みの子供絵画教室の先生をしたとき、最初の授業の内容は「キイロと青の絵具だけで絵を描く」でした。
どういう絵具を使っていたのか気になって読み返してみたら、絵具のチューブに「HWC」としっかり描き込んでありました。
色は「パーマネントイエローレモン■■(レモン色)」と「セルリアンブルー■■(濃い空色)」。

「HWC」とは「ホルベイン透明水彩絵具(HOLBEIN WATER COLER)」のことです。
ホルベインは日本の画材メーカー。品質が良くて比較的安価で、学生からプロまでひろく使われます。
ハチミツとクローバーOfficial fan book vol.0』P141によると、羽海野さんはハチクロのカラー原稿を描くのにホルベインの透明水彩と不透明水彩を使っていたそうです。

子どもの興味を引くのに透明水彩絵具を使わせるのもいい。
「黄色と青を混ぜると緑色が作れる」というのは小学生でも知っていますが、小学校で一般的に使われる不透明水彩絵具は混色すると色がにごります。
これが透明水彩絵具だと、重ね塗りするとびっくりするくらいきれいな色が作れます。きれいな色を自分の手から生み出せると描くことが楽しくなります。
(でもテレビドラマではこのエピソードやらないかもね。あっても商品名はまず出さないでしょう。)

自分でも「キイロと青の絵具だけで絵を描く」をやってみたいという人に。
ホルベイン透明水彩絵具のチューブは、画材店などでばら売りで買えます。
セットで買うなら、セルリアンブルーが入っているのは24色以上のセットです。

透明水彩絵具ならホルベイン以外にも、水彩画発祥の地・イギリスのウィンザー&ニュートン(W&N)、オランダのロイヤルターレンスなどの絵具も良質で入手しやすいです。
大きい作品を描くなら、たっぷり使えるチューブ入りの絵具が使いやすいです。
絵はがきぐらいの小さい作品なら、水を含んだ筆でなでるだけで色を塗れる固形透明水彩絵具(パンカラー/ハーフパン)が便利です。

透明水彩絵具その他の画材についてはこちら。
画材置場@夏貸文庫
ホルベイン透明水彩@夏貸文庫水彩絵具03a



《おまけ》
映画「ハチミツとクローバー」とのコラボレーション商品で、リキテックス社のアクリル絵具12色セット(アクリル絵具・筆・キャンバス・箱付属)が発売されています。
リキテックス ハチクロスターターセット
◇『ハチミツとクローバー スペシャル・エディション (初回限定生産)』(映画DVD)

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2008年1月10日 (木)

「ハチミツとクローバー」関連のオススメ本

数日前から急にブログの訪問者が増えたと思ったら、『ハチミツとクローバー』の雑誌連載最終回の感想を書いたページがリンクされたようです。自分が書いたことも忘れていた古い記事でカウンタが回ってびっくりです。
テレビドラマ化をきっかけに『ハチミツとクローバー(略称:ハチクロ)』に興味を持った方のために、ハチクロ関連のオススメ本を紹介します。

◆『ハチミツとクローバー 10巻セット
羽海野チカ〈集英社クイーンズコミックス〉新書判

原作コミックス全10巻セット、特製ケース付きです。
『ハチミツとクローバー』スペシャルコーナー(s-manga.net)集英社のマンガの公式サイト
コミックスの一部が試し読みできます。

◆『ハチミツとクローバーOfficial fan book vol.0 (クイーンズコミックス)
羽海野チカ〈集英社クイーンズコミックス〉新書判

原作7巻が出たころに発売された作品ガイドブック。人物紹介、舞台設定、名場面集など盛りだくさん。
福田里香さんによるハチクロをイメージしたお菓子(カラー写真・レシピ付き)、読者によるイラスト、お友達からのイラストメッセージ、パルコで開催された原画展の写真など、すごく楽しい内容です。
特筆すべきは「ハチクロ応援団」。まだ有名でなかった頃からハチクロファンの書店員さんたちが自主的にハチクロを書店店頭で盛り立ててくれました。4巻発売の時に応援団の書店に飾られたという羽海野先生直筆の特製ポップ(各店それぞれ別絵柄)も見ることができます。ハチクロという作品が、こんなに多くの人に愛され応援されているのがうれしいです。

◆『CONTINUE SPECIAL 特集 ハチミツとクローバー』〔コンティニュー・スペシャル〕
(太田出版)A5版雑誌

ゲーム雑誌『CONTINUE』の増刊号。原作7巻が出たころ、最初のアニメ化のころに発売されました。『ハチミツとクローバー』全60ページの大特集。カラーの写真やイラストがきれいで、コラムが読み応えあります。
原作者やアニメのスタッフ・声優へのインタビュー。ハチクロファンの大槻ケンヂへのインタビュー。原作者のコミックエッセイ(押井守『イノセンス』について)。キーワードを集めた『ハチクロ』大辞典は、作者もびっくりの読み込みの細かさが笑えます。
すごいのが、竹本君の自分探しの旅のルートを本当に自転車で走行したレポート(写真多数)。これを読んで『ハチクロ』の舞台の浜田山が本当にある地名と知りました。井の頭線に「浜田山駅」がちゃんとありました。

◆『まんがキッチン
福田里香(アスペクト)大判ソフトカバー

著者はマンガ好きのお菓子・果物専門の料理研究家。
内容は少女マンガに関するエッセイとその作品をイメージしたお菓子の写真とレシピ。
ハチクロの作者の羽海野チカさんと福田さんの対談が収録されています。
表紙イラストは羽海野チカさん。

《おまけ》
風待茶房(作詞家/音楽プロデューサーの松本隆が立ち上げたインディ・レーベルの公式サイト)
作詞家・松本隆さんが手がけたアイドルポップス・JPOPの名曲を集めたコンピレーションアルバム『風街少年』『風街少女』発売記念で、アルバムのジャケットイラストを手がけた羽海野チカさんと松本隆さんの超ロング対談全3回などあります。

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2008年1月 9日 (水)

ドラマ「ハチミツとクローバー」第1回感想

1月8日放送のフジテレビ系列ドラマ「ハチミツとクローバー(ハチクロ)」第1話を見た感想。
ちなみに自分は原作コミックのファンです。

原作では4年間の話をドラマでは1年かそこらに短縮するのだから当然ストーリーはぜんぜん違うとは思いましたが、名セリフ「人が恋におちる瞬間を、はじめてみてしまった」が無かったのが残念。
とはいえ、ドラマの始まりとしてはまずまず。竹本くんが森田さんに振り回されたり、はぐちゃんから見た桜がすごく大きくてきれいなことが作品から伝わるとか、原作のエピソードをうまくオリジナルストーリーに盛り込んでいる。

とりあえず主役5人は許容範囲。
森田さんがはぐちゃんを「花本はぐみ」と呼び捨てにしてるのが違和感ある。璃子ちゃんはあまり小さくないから「コロボックル」とは呼べないので、早く別のあだ名をつけて欲しい。
それと、森田さんが校内展に出品するのはありえないでしょう。原作6巻で、はぐがコンクール向けの作品を描いた時、森田さんはすごく怒りました。あの人は、自分が思うままに作った作品を評価されることは拒否しないけど、他人に評価してもらうために枠にはまった作品を作ることは絶対にしません。評価を求めないことは傍から見ればあふれる才能の無駄遣いだけど、それこそ森田さんが天才である証でしょう。ドラマの森田が小物くさくなりそう。
あと、山田さんがお父さんに逆切れして怒るのはすごく不快。もっとも、家に帰ったら泉谷しげるが酔っ払ってからんできたら確かにうざいけど。というわけで山田父=泉谷しげるが受け付けない。原作の山田父が娘溺愛のあまり暴れまくるのは微笑ましいが、泉谷しげるが暴れても単なる危ない人にしか見えない。
ウンチク語るローマイヤー先輩もなんだかな。ローマイヤー先輩は後輩の愚痴を黙って笑顔で受け止めてくれる、限りなく頼りがいのある憧れの人なんだ。原作では何度でも出てきて欲しいけど、ドラマでは1回だけのゲストキャラであることを切望する。
花本先生は落ち着きすぎかな。原作では修はぐエンド肯定ですが、ドラマでは花本先生とはぐちゃんがくっつくのは無くていいや。ハチクロワールドの成立に竹本君の失恋は必要だけど、修はぐがくっつかなくても成り立つので。
理花さんは丈夫そう。保護しなくちゃいけない絶滅危惧種の儚さが感じられない。あの人なら北海道にはいない「アレ」が出没しても自分で処理できそう。

あまりテンションはあがりませんが、原作への愛を再確認するために第2回も見るかな。

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2008年1月 6日 (日)

NHK教育テレビ/今日は一日「みんなのうた三昧」2007

◇NHK教育テレビ/今日は一日「みんなのうた三昧」
 2007年12月31日(月)17:00~18:50

NHK FM「今日は一日「みんなのうた三昧」」との連動企画。
「リクエストアワー」と銘打って、26曲の映像を関係者のインタビューや視聴者のリクエストメッセージとともに放映。

前年のリクエストアワーのテレビ放送はBS(衛星放送)で、うちでは見られませんでした。曲もNHK色の強い曲が多く、前の時間にラジオで放送した曲が重複していまいち不満でした。
今回は2時間近くたっぷりあるおかげでたくさんの曲がかかり、重複も少なく、テレビだけでもすごく楽しかったです。

選曲がすごくバランスが良くてよろこんでいます。「みんなのうた」の懐の広さを見せ付けてくれます。子供向けの明るい曲、童話・ファンタジー系、「おかあさんといっしょ」系のおどれる曲、自然の美しさを歌った曲、ラブソング、友情、家族愛、ちょっと怖い系、意外な有名人が歌っていたり映像(絵)を作っていたり。

酒井司優子(さかいしゅうこ)「コンピューターおばあちゃん」で、編曲の坂本龍一氏にちなんでアニメの中に「YMO」の文字が出てくることを画像付きで説明してくれるなど細かいネタがあって面白かったです。
川橋啓史(かわはしひろし)「山口さんちのツトムくん」ではアニメを作った田中ケイ子さんがコメント。歌をもらってから撮影まで2~3週間でキャラクターづくりから作業したとのこと。コメントの中でさらっと女の子を「ユミちゃん」と呼んでいますが、この名前は「山口さんちのツトムくん」の続編の歌「ユミちゃんのひっこし」に出てきます。
Gackt(ガクト)「野に咲く花のように」は卒業式・予餞会(卒業生を送る会)向けの友情ソング。「裸の大将放浪記」の主題歌と同じタイトルだけど別の歌です。いい曲だけど、タイトルをひねってほしかった。
コブクロ「永遠にともに(とわにともに)」はラブソング。映像も結婚式をイメージした写真をつなげたものです。曲間のMCで、陣内智則さんと藤原紀香さんの結婚披露宴で陣内さんがこの曲をピアノで弾き語りした話をしていました。
谷山浩子「まっくら森の歌」、諌山実生「月のワルツ」、大貫妙子「メトロポリタン美術館(ミュージアム)」の3本をまとめて流すあたり、選曲した人のセンスがいい。子どもには映像が怖くて印象に残るトラウマソングらしい。
諌山実生(いさやまみお)「月のワルツ」は今回初めて見ました。不思議の国のアリスとインドの王子様が踊る暗黒のメルヘン。前年に曲だけ聴いたときはそれほど気に留めませんでした。いしづかあつこさんのアニメの映像を見るとなるほど、強烈に心に残りますね。
石原裕次郎「パパとあるこう」(1980年)。小さな娘を見守る父親のあたたかいまなざしを歌ったる曲です。この頃は「太陽にほえろ!」の貫禄のあるボスのイメージ。裕次郎さん自身は子どもが無く、兄弟は兄だけで、兄のところも男の子ばかりで、身内に小さい女の子がいなかったけど、やさしくて頼りになるパパの姿が目に浮かぶ愛情のこもったいい曲です。 ※1973年「パパと歩こう」は別の曲です。
「おしりかじり虫」は今年の大ヒットなので破格の扱い。番組の最初からちょろちょろ登場。紅白歌合戦にも出演することをアピール。日本各地の幼稚園・保育園に着ぐるみが出没した映像を公開。
財津和夫「切手のないおくりもの」。実写バージョンもあるらしいですが、今回放送の映像は古川タクさんによるアニメーションでした。
宇多田ヒカル「ぼくはくま」は改めて聞くとみんなのうたのツボを押さえていますね。かわいいキャラクター。ちょっとさみしい。歌いやすいフレーズの繰り返し。言葉遊び「くま・くるま・ママ・九九・まくら」。つい口ずさみたくなります。
今日はまたたくさんお気に入りの歌が増えました。

当日放送の曲目リストはこちらにまとめました。
今日は一日「みんなのうた三昧」2007年度@夏貸文庫

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2008年1月 5日 (土)

NHK FM/今日は一日「みんなのうた三昧」2007

◇NHK FM/今日は一日「みんなのうた三昧」
 2007年12月31日(月)9:20~18:50

前年(2006年)すごく楽しかったラジオ番組なのでまた聞きたかったのですが、大晦日も仕事で、ラジオを聞く時間が少ししか取れませんでした。
17:00からのリクエストアワーは、教育テレビの放送を録画しておきました。テレビの感想は別に書きます。2時間足らずですが思いのほか充実していました。

放送後、NHKのサイトで放送した曲のリストを見てきました。
今日は一日 ○○三昧(ざんまい)(NHK FM)→みんなのうた三昧→オンエア曲目リスト

どうせメジャーな曲中心で去年とたいして変わらないと思ったら、シュガーとかゴーバンズとか、めったに再放送しないような曲もかかったらしくくやしがっています。
前回のときに聞きたかったと自分のブログに書いた、斉藤由貴「ポケットの中で」やマイク真木「バラが咲いた」もかかったらしいです。
2007年に「千の風になって」の日本語訳詞・作曲で有名になった新井満さんも「展覧会で逢った女の子」という曲でみんなのうたで歌っていたことに驚きました。
毎年新しい発見がある奥深い番組です。

やっぱり無理してもラジオ録音できるMP3プレイヤー用意しておくのでした。どうせラジオを長時間録音するのは1年に1回だし、ワンセグ録画できるウォークマン買ったところでこれ以上の出費をためらってしまった。一万円ぐらい出費する価値はある番組内容です。
前年に聞いて気に入った坂本九「四人目の王さま」、戸川純と東京放送児童合唱団「ラジャ・マハラジャー」などCDに収録されていない曲が多いので、あとは「みんなのうた」関係の番組をこまめにチェックするしないと聞けません。

後日、曲目リストをサイトにまとめておきます。
夏貸文庫/みんなのうた三昧

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2008年1月 3日 (木)

『ぐりとぐら』の絵本原画展のちらし@岐阜県美術館

今年の1月から3月にかけて岐阜県美術館で開催される『ぐりとぐら』の絵本原画展のちらしをもらってきました。

◆「ぐりとぐらとなかまたち 山脇百合子絵本原画展」
期間:2008年1月11日~3月2日
会場:岐阜県美術館(岐阜県岐阜市)

岐阜県美術館ホームページ
ぐりとぐらとなかまたち 山脇百合子絵本原画展 トップページ

宮城県美術館が所蔵する、山脇百合子さんの絵本原画コレクションをお借りして開催されます。(宮城県美術館は2007年11月から2008年10月まで空調設備改修工事のため全館休館中)
『ぐりとぐら』シリーズ、『そらいろのたね』など、ロングセラーの19冊の絵本と3冊の童話の原画を中心に展示されます。
期間中は講演会、ワークショップ、おはなし会などの参加企画が予定されています。

宮城県では遠いけど、岐阜県なら日帰りで行けるからぜひ見に行きたいです。

原画展のページから展覧会ちらしのPDFファイルがダウンロードできます。

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