少女小説家の氷室冴子さん死去
少女小説家の氷室冴子さんが2008年6月6日、肺がんのため亡くなりました。まだ51歳の若さでした。
私が中学生・高校生だった1980年代には、氷室さんは集英社コバルト文庫(当時は集英社文庫コバルトシリーズ)の看板作家でした。
おこづかいが限られていたので全て読んでいたわけではないけど、すごく好きな作家さんでした。
最初に読んだのは廃刊間近の「小説ジュニア」で連載開始したコメディ『雑居時代』です。
一番好きだったのは平安物の『なんて素敵にジャパネスク』。瑠璃姫と吉野君の悲恋が思い出すたび泣けてきます。
少年少女の中学・高校生活をそれぞれの立場からつづった『なぎさボーイ』『多恵子ガール』『北里マドンナ』は、同じ時間の流れが語り手の視点によって別の物語になることに驚かされました。
角川文庫から刊行された家庭小説に関するエッセイ『マイ・ディア』に連動した企画で角川文庫で復刊された翻訳少女小説たち(『八人のいとこ』『そばかすの少年』など)は素敵な贈り物でした。
大人になって中高生向けのコバルト文庫から離れているうちに出た古代ファンタジー長編『銀の海 金の大地』が評判がいいので気になって、古本で全10巻集めました。
『銀の海 金の大地』の続編が出ないうちに氷室さんが亡くなられたのが本当に悲しいです。氷室さんの小説のタイトルのように『少女小説家は死なない!』と言って欲しかったです。
心よりご冥福をお祈りします。
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