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2008年9月 4日 (木)

獅子舞の布と毛卍文(けまんもん)

メールマガジン用に「毛卍文(けまんもん)」のCG画像を自作しました。



◆毛卍文(けまんもん)
毛卍文

三日月形を放射状に並べた円形の模様。
唐獅子(からじし)の身体の巻き毛を図案化したもの。「獅子毛(ししげ)」。
毛の房が「卍(まんじ)」のように追いかけあう形なので「毛卍文」と呼ぶ。

唐獅子はライオン(獅子)を美術的に装飾化したもの。太陽の力を宿す架空の聖獣として古代ペルシアから中国の唐を経由して日本に伝わり、この名がある。
唐獅子の体表の巻き毛は、太陽の象徴でもある吉祥のしるし。

和服の基礎知識~日本文化を愉しむために~[まぐまぐ!] メールマガジン
和柄・和の模様・和のデザイン(見本画像)



メールマガジンを発行した後に気づきましたが、「獅子舞(ししまい)」の着ぐるみの胴体部分の布(幕)の模様って、毛卍文ではないでしょうか。

ネットで「獅子舞」の画像検索したら、やはり獅子舞の覆(胴体部分の布)の柄は、緑地に白抜きの毛卍文でした。
緑地に白抜き模様の庶民的な布のイメージで、唐草文だと思い込んでいました。
たまに唐草模様の獅子舞もあるようですが、途中で間違って伝わったんでしょうね。獅子頭に比べて布は痛みが激しいから。

つまり日本伝統の民俗芸能「獅子舞」は古代ペルシアから中国経由で渡ってきた唐獅子の末裔なわけですね。しかも獅子頭がなくても、毛卍文の布だけで獅子の毛皮(巻毛)を表しているのです。何気なく見慣れた模様にも由来と意味があるのは面白いですね。

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