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2009年5月27日 (水)

名古屋市美術館「視覚の魔術-だまし絵」~ヒューズ「水の都」がおすすめ

名古屋市美術館の特別展「視覚の魔術-だまし絵」見に行ってきました。
特別展「視覚の魔術-だまし絵」公式サイト

午後4時過ぎに入館して閉館の5時まで1時間足らずであまりゆっくりできませんでした。平日夕方で、あまり人ごみにもまれずに楽に見られました。

展示のメインはジュゼッペ・アルチンボルドの「ウェルトゥムヌスに扮したルドルフ二世」(野菜・果実・植物で構成された人物画)。どういう植物が配されているか解説がついていました。見た目が面白いだけでなく、植物画としても現物に忠実なのがプロの仕事です。
こちらに画像あり
幻想美術館>アルチンボルド

こういうだまし絵は好きでよく本を読んでいるので、M.C.エッシャーやルネ・マルグリットなど古い有名な絵ほど既視感があり、さほどインパクトはありませんでした。トロンプルイユ(精密な描写で実物と見まごうだまし絵)は何も知らずに見たら驚くでしょうが、最初から種明かしされてみたら上手な絵ぐらいにしかなりません。

展示の終盤の現代作家の作品は見ごたえがあり楽しませていただきました。
とくにパトリック・ヒューズ(Patrick Hughes)の「水の都-Sea City」は大収穫でした。予備知識無しで見に行ったので、見る位置が変わると絵も動くので声を上げて驚きました。ビデオなのかと思ったら、自分の動きに合わせて見た目が変わるのでどうも立体作品らしい。これは平面の本や映像では味わえない面白さです。これ去年(2008年)の作品なんですね。
◇パトリック・ヒューズ公式サイト
http://www.patrickhughes.co.uk/
トップページ中央で「水の都」の動画が見られます。
※〈追記〉2009/09/02現在、「水の都」に似た原理の別の作品の映像が見られます。トップページ左の作者の顔写真の背景にあるのが「水の都」。
top>gallary>collage>sea city(水の都) で静止画が見られます。
top>three minute film で動画にて作者自身が仕組みを解説しています(英語)。

ほかにも福田繁雄の「Sample」(横から見ると「Sample」の文字、前から見ると受胎告知の天使の姿になる立体作品。ホワイト・ブロンズ)やエラスムス・クエリヌスの「慈悲の擬人像」(正面からは立体の彫刻と見せかけて、横から見ると立て看板。油彩画)、本城直季の「small planet」シリーズ(実際の風景をオモチャの模型のように安っぽく見えるように写した写真)のような、自分の目で確かめると納得できる作品が面白かったです。

「視覚の魔術-だまし絵」展は、2009年5月17日にNHK教育の「日曜美術館」で取り上げられました。
「日曜美術館」2009/05/17

「視覚の魔術-だまし絵」展は、6月7日までで名古屋市美術館の展示が終わると、他の地域に巡回します。

Bunkamuraザ・ミュージアム(東京・渋谷):6月13日~8月16日
兵庫県立美術館(神戸) :8月26日~11月3日

だまし絵・錯覚に関する本
トリックアート・だまし絵・視覚の遊び本@夏貸文庫
安野光雅/絵本>だまし絵@夏貸文庫
安野光雅/絵本>だまし絵>旅の絵本@夏貸文庫

◇パトリック・ヒューズ(Patrick Hughes)の画集(洋書)

《関連記事》
逆遠近感/逆遠近錯視(リバースペクティブ)とパトリック・ヒューズ「水の都」: 右月左月

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