« 『絵具の科学』ホルベイン工業技術部編〈中央公論美術出版〉 | トップページ | 週刊文春にて新連載「人生モグラたたき!」池田暁子 »

2009年6月10日 (水)

『阿修羅のジュエリー』鶴岡真弓〈理論社・よりみちパン!セ〉

阿修羅のジュエリー (よりみちパン!セ シリーズ44)
鶴岡真弓〈理論社〉四六判ソフトカバー234P (2009/3/28)

1300年前に作られた興福寺の阿修羅像が身に着けている装身具(ジュエリー)や衣裳の花模様から、ペルシアやインドなどユーラシア大陸の中央から西(ヨーロッパ)と東(アジア)に伝播した国際的な「光の装飾」の歴史を紐解きます。
古代の仏像、中世のモザイク画、ルネサンスの貴婦人の肖像画、アールヌーボー時代の「サロメ」、さらには現代の携帯電話に飾られたストラップまで、いろいろな時代の美術品の中に残された宝飾を比較します。
「きらきらしたうつくしいもの」は今も昔も文化の異なる多くの人をひきつけてきました。
そこには星の輝きや花の美しさを、宝石のきらめきや華麗なデザインに映し出そうとした人類の美意識が封じ込められています。

〈よりみちパン!セ〉はその道の専門家が中学生以上向けにやさしく書いた教養書。多数のカラー図版が目を楽しませてくれます。

著者の鶴岡真弓さんは美術史家。昔はアイルランドを中心としたケルト文化の研究でよく本を書かれていましたが、近年はヨーロッパからアジアにかけて研究しているそうです。

|

« 『絵具の科学』ホルベイン工業技術部編〈中央公論美術出版〉 | トップページ | 週刊文春にて新連載「人生モグラたたき!」池田暁子 »

文化・芸術」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/41399/45301204

この記事へのトラックバック一覧です: 『阿修羅のジュエリー』鶴岡真弓〈理論社・よりみちパン!セ〉:

« 『絵具の科学』ホルベイン工業技術部編〈中央公論美術出版〉 | トップページ | 週刊文春にて新連載「人生モグラたたき!」池田暁子 »