川原由美子「ななめの音楽」#3感想〈ネムキ2009/09〉
「ななめの音楽 -SCHRAGE MUSIK-」 #3 Flowers
川原由美子(41ページ/うち扉カラー1P)
『ネムキ 2009年 09月号 [雑誌]』朝日新聞出版(2009/08/12)
〔「ななめの音楽」第2話あらすじ〕
城に帰ってから一度も自室を光子お嬢様を巡って、メイドたちがお嬢様の存在自体を疑問に思う。
こゆると会ったメイドは、光子の部屋の支度をしたときに調度の覆いの下に花びらを仕掛けてあったことを話す(おそらく前回の担当メイドの仕掛け)。
老伯爵とラウラ(今回、執事と判明)の会話。ライバルの香椎(かしい)飛行機製作所の機体とパイロットについて議論する。水素燃料・ヴァンケルエンジンを積んだ新造機の飛行機、華やかな少女パイロットを持ち出す香椎を「火星の大気圏より地球の稼ぎをとるのだな」と評する。
光子を探して温室に入ったこゆるは、プロペラ機(スピットファイア)の座席で眠る光子を見つける。子どものときにこのスピットファイアで出会った英語訛りのドイツ語を話すパイロットに正しい操縦法を教えてもらったことを話す。(投影機をつけるとスピットファイアで飛行訓練シュミレーションができる?)
光子はD-11(単座の戦闘機)でシュレスヴィヒ(レースの開催地?ドイツ北方の地方)へ向かう。こゆるはあとからラウラの操縦する複座の飛行機で光子の後を追う。途中、光子が待っていた双発機、He-299B(ベルタ)の飛行を目の当たりにする。ようやく機嫌が良くなった光子がこゆるに歓迎の言葉を述べる。
◇読み切り版との違い。
・メイドたち→連載版のオリジナル
・着物→読み切り版ではパーティで着たドレスみたいなキモノ。今回こゆるの母から花柄の振袖が送られ、それを光子がパーティで着ると言う。
・ライバル→読み切り版はイギリスだったが、連載版は日本?
・光子が飛行機の操縦を教わったスピットファイア→読み切り版は墜落して山中に放置された残骸。連載版は老伯爵のコレクションで格納庫に置かれ、投影機で周囲に空を映し出し操縦シミュレーションできる。
・ライバルのパイロット→読み切りでは子どものころの光子に飛行機の操縦を教えた青年。連載ではアイドル系の女の子。
サブタイトルの「Flowers」は前回の「Towers」と韻を踏んでいます。
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