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2009年9月22日 (火)

逆遠近感/逆遠近錯視(リバースペクティブ)とパトリック・ヒューズ「水の都」

「視覚の魔術-だまし絵」名古屋市美術館、「奇想の王国 だまし絵展」Bunkamuraザ・ミュージアム(東京)、「だまし絵」兵庫県立美術館(神戸)を巡回しているパトリック・ヒューズ(Patrick Hughes)の「水の都-Sea City」。
一見して写実的な平面絵画と思いきや、見る位置が変わると絵も動いて思わず声を上げて驚きます。ビデオなのかと思ったら、自分の動きに合わせて見た目が変わるのでどうも立体作品らしい。これは平面の本や映像では味わえない面白さです。

パトリック・ヒューズのサイトを見ると、「水の都」と同じ手法の作品が多数展示されています。
ヒューズの不思議なオブジェは、大英図書館やヴィクトリア&アルバート美術館など有名な施設に収蔵されています。
◇パトリック・ヒューズ公式サイト
http://www.patrickhughes.co.uk/

ヒューズの作品集の解説の中で「reverse perspective」というキーワードを見つけました。
「reverse perspective(リバース・パーステクティブ)」。
直訳すると「反転する遠近法」。
心理学の専門用語で「逆遠近感」「逆遠近錯視」「reverspective(リバースペクティブ)」「perverspective(パーバースペクティブ)」とも言うらしいです。
Googleで「reverspective」で検索すると、パトリック・ヒューズの作品の画像がヒットします。

キーワードが解ると、不思議の正体の糸口がつかめました。

関西大学のノーマン・D・クック先生のホームページに、「逆遠近感」の簡単な解説があります。
◆Norman D. Cookのホームページ
http://www.res.kutc.kansai-u.ac.jp/~cook/Jindex.html

「錯覚の作り方」のページに具体的な数字の入った逆遠近錯視の絵の展開図があります。
◇Norman D. Cook>逆遠近感>錯覚の作り方
http://www.res.kutc.kansai-u.ac.jp/~cook/JRPBuildit.html
※GIF画像ファイルが見えない場合はこちら
http://www.res.kutc.kansai-u.ac.jp/~cook/JRPBuildit.files/image001.gif

クック先生は「逆遠近感を利用した錯視立体図形」の発明で、特許庁に特許申請されています。かなり詳しい説明が読めます。
http://www.j-tokkyo.com/2001/B44F/JP2001-301398.shtml

太成学院大学の鈴木公洋先生のホームページに逆遠近法の街並みの図(遠近反転図形)を下から見た概念図があります。こちらに出っ張っているように見える部分が実は奥にあることがわかります。
http://www.eonet.ne.jp/~kimihiro/index.html
ホーム>リバース・パースペクティブ・イリュージョン(リバース・パースペクティブ図形)

YouTubeにパトリック・ヒューズのオブジェをいろいろな方向から撮影した動画があります。
Patrick Hughes 3d Painting

理屈がわかれば、手描きでは無理でも、パソコンの画像編集ソフトを使えば真似できそうです。

《関連記事》
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