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2009年9月 7日 (月)

文化資料をデジタルデータ化する仕事:デジタル・ア-キビスト

デジタル・アーキビスト(digital archivist)とは、デジタル・アーカイブを作成する専門家です。
デジタル・アーカイブ(digital archiv)とは、有形・無形の文化資源(書籍・美術品・映像・音声など)を、デジタル化して保存したデータ。
デジタル化することで、オリジナル資料に物理的に触れる必要性を減らし劣化を最小限にできます。またネットワークを通じた文化資源の公開なども容易になります。

本 (あたらしい教科書 2)』永江朗:監修〈プチグラパブリッシング〉の「古書の保存と修復」の項目で初めて知った職種です。

本の保全をする人、保全家を「コンサベーター(conservator)」といいます。
保全家の範疇に、本を修復する人、修復家「レストアラー(restorer)」や、デジタル・アーキビストがあります。

「デジタル・アーキビスト」は公的資格ではなく、NPO法人が認定する民間資格です。
平成16年度~18年度に文部科学省による、大学教育における現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)において「デジタル・アーキビストの養成」が選定されました。専門職制としてのデジタル・アーキビストの人材育成を文部科学省が支援しています。
たんにデジタル・アーカイブを作る仕事をするだけなら資格は要りませんが、公的機関などが職員を採用したり、外部企業に仕事を発注するときに「デジタル・アーキビスト資格者が採用・入札の条件」という事例もあるそうです。

デジタル・アーキビストの資格を取るには、NPO法人日本デジタル・アーキビスト資格認定機構が行う「デジタル・アーキビスト資格認定試験」を受けます。
資格の種類は4種類。上級デジタル・アーキビスト/デジタル・アーキビスト/準デジタル・アーキビスト/デジタルアーカイブ・コーディネータ。
資格の取得方法は、主に大学院、大学、高等学校などの認定養成機関での講習や必要単位の取得及び、 当機構が行う認定試験を合格することにより取得できます。教員・学芸員・図書館司書などの有資格者は一部の単位(科目)が免除されます。
認定養成機関はサイトの「リンク」参照。(2009/09現在:岐阜女子大学・NPO法人地域資料情報化コンソーシアム・常磐大学・奈良産業大学・株式会社レ・サンク)
時代の変化に対応するため取得から3年ごとに更新。

特定非営利活動法人 日本デジタル・アーキビスト資格認定機構

数年前に自作の小説を書こうと、いろんな土地に旅して秘蔵されている図書資料をデータ化する仕事をする女の子の話を考えていたことがありますが、そういう職業が現実にあることに感動しました。


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