川原由美子「ななめの音楽」#4感想〈ネムキ2009/11〉
「ななめの音楽 -SCHRAGE MUSIK-」 #4 Ruins
川原由美子(40ページ)
『ネムキ 2009年 11月号 [雑誌]』朝日新聞出版(2009/10/13)
〔「ななめの音楽」第4話あらすじ〕
飛行訓練中に離れ小島に不時着した光子とこゆる。灯台守を探して歩き回るうちに二人ははぐれてしまう。こゆるは奇妙な幼女にまとわるつかれ、建物の小部屋に閉じ込められる。こゆるは光子に助け出される。二人は飛行機に戻り食事をとる。
飛行機のそばで一晩すごし、翌日灯台を訪ねる二人。そこでこゆるをいじめた幼女とその祖母に会う。こゆるが首からぶら下げていた機械を奪った幼女は灯台に登り、バランスを崩して墜落する。光子が飛び出して体ごと受け止めると、光子のパイロットスーツの安全装置が作動して桃のように二人を包み込む。
ラウラに連絡を取り救援がくる。光子は、幼女(名前はリーネ)の祖父母の灯台守夫妻に礼を言う。
グリーゼ家に戻り、光子、こゆる、老伯爵、ラウラの4人で温室にて食事を取る。光子はその席に機関銃を用意し、レースの飛行機に装着することを要求する。
◇読み切り版との違い。
・飛行訓練はオリジナルエピソード。
・後輩の女の子を連れて行かせるのは、光子が危険行為をしないためということを光子が言うシーン。読み切りでは「ななめの音楽を聴きたい」と言い出した後のエピソード。
・機関銃を装着することを光子は直接要求する。読み切りでは「ななめの音楽が聞きたい」ということばで機関銃装着を示唆する。
・呼び出されたときにラウラが出席していた会議で「シュミート女史」と呼ばれていました。フルネームはラウラ・シュミートか。
・レースの賞品は「火星大気圏を飛ぶ航空機の製作権」。ただし火星の空を飛ぶのは、人類が乗り込まない無人機。
サブタイトルの「Ruins」は廃墟、遺跡の意。
11月6日発売予定の朝日新聞出版発行の読み切り雑誌(タイトル未定/A5版)で、川原由美子さんの新作が載ります。
『バスタブで背泳ぎ』。メガネをかけたいまどきの若い娘さんのイラスト。
普通の短編マンガ、久しぶりで楽しみです。これを機会に、単行本未収録の短編を本にして欲しいな。
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