『日本フィギュアスケート 氷上のアーティストたち』2005年の日本選手たち
『日本フィギュアスケート 氷上のアーティストたち』
八木沼純子〈日本経済新聞社〉(2005/11)
四六判ハードカバー/236ページ
2006年のトリノオリンピックを控えて出版されたスポーツドキュメント。
日本を代表するフィギュアスケート選手やコーチにインタビューし、その素顔に迫ります。
フィギュアスケートをはじめたきっかけ、これまでの試合の結果、練習の様子など興味深い話が読めます。わずか数分のプログラムを完璧に仕上げるための精神的・肉体的努力に心動かされます。
2003年に新採点方式が導入され、芸術面がより細かく採点されるようになり、技術と表現力のバランスが求められるようになります。プログラム構成が複雑になり、よりよいコーチや振り付け師や練習環境を求めて海外に行く選手も増えてきました。
1995年以降は国際スケート連盟が定めた試合で賞金制度が導入されるようになりました。アマチュア選手がプロスケーターにまじってアイスショーに出演できるようになり、選手を経済的にサポートできるシステムができてきました。
この時代は選手層が厚くなり個性のある選手が増えただけでなく、育成環境の変化も面白い。
期待の若手として紹介されて、4年後には世界レベルで戦っている選手、才能がありながら怪我などで思うように成績を伸ばせない選手など現在のさまざまな立場を思うと感慨深い。
この本が出た前シーズンの2005年世界ジュニア選手権の女子シングルで優勝したのが浅田真央選手でした。この試合ではショートプログラムで演技中に靴ヒモがほどけるというアクシンデントにあいながら、審判に申し出て途中から演技を再開し見事に1位を取っています。この時、男子シングルで優勝したのが織田信成選手。彼もこの時の真央ちゃんを見ているんだけどね。
《登場選手》
荒川静香/村主章枝/恩田美栄/本田武史
安藤美姫/中野友加里/太田由希奈/高橋大輔
浅田舞&浅田真央/織田信成/中庭健介/岸本一美/小塚崇彦/南里康晴
《コーチインタビュー》
佐藤信夫/福原美和/山田満知子
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