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2010年6月 7日 (月)

『女子フィギュアスケート』八木沼純子(角川oneテーマ21新書)

女子フィギュアスケート―氷上に描く物語 (角川oneテーマ21)
八木沼純子(やぎぬま・じゅんこ)
角川書店 (2006/01)
(角川oneテーマ21新書)

2006年トリノオリンピック直前に発行された、一般向けに書かれたフィギュアスケート鑑賞ガイド。

序章と第一章は、当時の日本と世界の女子フィギュアスケート選手とそれを取り巻く環境について。
2005年シーズン開始直前、ISU世界ランキングで1位から3位にいた荒川静香、安藤美姫、村主章枝などの日本女子選手やコーチについて。また当時始まったばかりの「新採点方式」やジャンプの見所を解説。

第二章から第六章は八木沼さんのスケート人生。
五歳でスケートをはじめ、福原美和コーチに師事。
フィギュアスケートに専念するために小学校五年で私立小学校から公立小学校に転校。
中学三年の1987年12月のの世界ジュニア選手権で銀メダル。そのシーズンの1988年カルガリーオリンピック出場。
シニアで7回世界選手権に出場後、1995年3月、21歳でアマチュア引退。
以降プロスケーター、スポーツ・キャスター、解説者としてフィギュアスケートの楽しさを伝える仕事を続ける。

終章はフィギュアスケートの未来についての提言。

八木沼さんが初めて出場した国際試合(世界ジュニア選手権)のクロージング・バンケット(試合後のパーティ)で同じ年頃の十代前半の女の子たちが大人っぽいドレスに踵の高い靴でばっちり化粧をしているのを見て、子どもっぽい格好の自分が恥ずかしくなったことは、さすが女の子だな。演技で世界の水準に並ぶには、氷上以外の場でもそれなりのドレスコードを守れなければ、外国人ジャッジにいい印象を与えられない。今の選手は恥ずかしくない格好で堂々と参加しているらしい。

発行から4年たつといろいろ状況が変わってきますが、1970年代後半からのフィギュアスケートの歴史を知る上では興味深い話を読むことができて面白かったです。

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