後藤竜二『真田十勇士 猿飛佐助』痛快世界の冒険文学 (4) /講談社
『真田十勇士 猿飛佐助 ~痛快世界の冒険文学 (4)』
文:後藤竜二
絵:吉田光彦
原作:少年講談より
解説:尾崎秀樹
出版社: 講談社 (1998/1/20)
四六判ハードカバー302ページ
〈痛快 世界の冒険文学〉シリーズ全24巻のうちの1巻。
欧米や日本・中国の有名な小説を、日本のエンタテイメント小説家(ミステリ・SF・児童文学)が現代の子ども向けに楽しい読み物に書き改めました。
『真田十勇士 猿飛佐助』は書き講談「立川文庫」の真田三代記ものから、真田幸村の家来の少年忍者・猿飛佐助を主人公にしたストーリー。
佐助を鷲塚左太夫に育てられた戦争孤児に設定したり、朝鮮出兵に批判的な発言を十勇士にさせたり、現代的な感覚に脚色されています。
巻末に簡単な実在の人物紹介、歴史年表、用語解説つき。
時代は豊臣秀吉の朝鮮出兵の頃。
佐助は、信州・鳥居峠で隠遁生活をする元・甲賀忍者だった養父・鷲塚左太夫に育てられた。左太夫が去った後、霧ケ峰の戸沢白雲斎に忍術の修行を受けながら、獣とともに山中で暮らす。
上田城の若殿・真田幸村に気に入られ家来になり猿飛の名を与えられた猿飛佐助。
幸村の家来だった海野六郎、望月六郎、三次青海入道と仲良くなる。
幸村の命で味方となる豪傑を探すため諸国を巡る旅に出て、仲間を増やす。
山賊大将・由利鎌之助、穴山小助、筧十蔵、海賊大将・根津甚八、為三入道、そして伊賀忍者・霧隠才蔵。
旅の中で聚楽第の金のしゃちほこを盗む大盗賊・石川五右衛門と出会う。
旅の先々で会う人買い銀次郎が佐助の幼馴染の娘をさらったことがわかり、追いかけるうちに海外に女子どもを売り飛ばす人身売買組織を壊滅させる。
真田十勇士の活躍はその後、関が原の合戦や大阪の陣までありますが、この本では取り上げません。
「真田十勇士」はいろいろあってどれから読めばいいのかわからないので、入門書として読みやすい本です。
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