フィギュアスケート国際アダルト選手権出場/伊藤みどりインタビュー記事(中日新聞2011年6月9日)
中日新聞2011年6月9日(木)のスポーツ面に、フィギュアスケート国際アダルト選手権に出場する伊藤みどりさんのインタビュー記事が載りました(写真付)。
6月2日に東京都渋谷区で記者会見したときの取材。
以下引用。
「ジャンプより滑る魅力」
15年ぶり公認大会出場へ
伊藤みどりさんに聞く
(中日新聞2011年6月9日)
アルベールビル五輪のフィギュアスケート女子銀メダリストの伊藤みどりさん(41)が、国際スケート連盟(ISU)公認のマスターズ大会「国際アダルト選手権」(8~11日・ドイツ)に出場する。15年ぶりのISU公認大会出場は、競技の楽しさを伝えたい気持ちから決めたという。「フィギュアは見るだけでなく、いくつからでもできるスポーツ」。再び銀盤に立つ思いを聞いた。
─大会に向けた練習で感じたことは。
現役のころはもう「跳ばなきゃ」っていう気持ちだった。いま練習していて、ジャンプだけじゃなくてスケートが好きなんだと感じることができた。フィギュアスケートは滑ることが大切であり、魅力でもある。スピード感や風のにおいがすごく気持ち良くて、滑らないとスケートじゃないんだって感じています。
─試合に臨む考えも違う。
もともと本来のフィギュアスケートは氷上の社交ダンスで、気品高く上品だったのが、だんだんスポーツ化されて、(現役のころの)伊藤みどりは技術化にがーっと走ってしまった。本来の原点のフィギュアスケートを見に行くような感覚でいます。それに開催地のオーベルストドルフは、2度目の世界大会だった11歳のときの世界ジュニア選手権の会場で、30年ぶりに行くんですよ。すごく楽しみです。
─いまの採点方式では初めての大会。
本当にルールが全然違うので、昔とは比べられません。今回プログラムを自分でつくってみて、あらためてそう感じました。いまはジャンプでも技に基礎点が決まっているけれど、私のころはトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を跳んでも何点になるかなんてわからなかった。
─大会の準備を始めたときは、4段階で最低の「レベル1」のスピンしかできなかった。
いまの子たちはこんなに難しいことをしているのかって驚きました。逆に私が世界に対応できていないですね。
─何歳まで滑っていたいか。
例えば、これがピアノだったらいつまででもできる。フィギュアもやろうと思えばできる。生涯スポーツだってことをもっと知ってほしい。私はいま41歳で2回転半が跳べている。いくつまでも跳べるんだろうっていう楽しみもあります。
(了)
みどりさんの現役時代の映像を見ると、ジャンプだけでなくスピンもすごいスピードで見事なものでした。
しかし今のルールではスピンは複数のポジション(姿勢)を変えないとレベルが取れないし、回転数が足りないとノーカウントになったり、同じ種類のスピンが認められないなどいろいろ規定があります。
それでもスピンは練習すれば高年齢になっても上達できるそうです(『フィギュアスケート美のテクニック』p35)。
現在のルールに対応したみどりさんのスピンはどんなもんでしょうね。
どこかのテレビ局でニュース映像を流してくれないかしら。
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樋口豊:監修/野口美惠:企画・執筆『フィギュアスケート 美のテクニック』技術・採点の見どころ解説書
◇フィギュアスケート情報@夏貸文庫
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