軽い海外製“もろ刃”の靴/フィギュアスケート靴に悩むトップ選手◇中日新聞2012年5月1日
中日新聞のスポーツ面で、フィギュアスケートのトップ選手が自分の足に合うスケート靴が見つからない問題の特集記事が載っていました。
中日新聞2012年5月1日朝刊22面(スポーツ版)
〈クローズアップ〉
「軽い海外製“もろ刃”の靴/フィギュアスケート悩むトップ選手」
▽ジャンプ高度化~プラ部品 壊れるリスク
▽メーカー小規模~初期投資 大手は及び腰
フィギュアスケートのトップ選手が、靴が合わない状況に困る背景を探る。
今季靴問題に悩まされた小塚崇彦選手、村上佳菜子選手、小塚選手を指導する佐藤信夫コーチ、小塚嗣彦コーチ、村上選手を指導する山田満知子コーチらに聞く。
現在、日本代表レベルの選手は海外メーカーの靴を使う。日本国内で職人が手作りする靴は、手元に届くのに時間がかかる。日本の大手靴メーカーから見ると、労力と投資のわりにトップクラスのスケート靴を買う人は少ないので、優先順位が低くなる。
海外メーカーのスケート靴は、ジャンプの跳びやすさのために軽量化されたプラスチック部品を使う。最近の高度ジャンプは着氷時の衝撃が大きく、プラスチック部品は壊れやすい。いい靴に出会っても、何の前兆もなく部品が割れる。
イタリアの「リスポート」「エアデ」、スイスの「グラフ」って名前はよく聞くスケート靴メーカーですが、会社の規模は小さいそうです。
他の人気スポーツ、サッカーや野球やテニスやゴルフとかは、観戦する人に比例してプレイする人も多いから、メーカーも用具の開発に積極的になってくれます。
フィギュアスケートは今は観戦する人は多いけど、実際に滑る人は少ない。リンクもどんどん減っていて、愛好者の裾野が広がりません。
トップ選手の技術はどんどん進化しているのに、用具や環境が追いつきません。
採算度外視して選手の足にあった靴と衝撃に耐えるプラスチック部品を作ってくれる心の広いメーカーは、そう簡単には現れないですね。まだ当分、この問題は続きそう。
来シーズンはみんないい靴にめぐりあって、思い切り滑れますように。合わない靴を使っているとは怪我の恐れもあるし、相当ストレスがたまるようです。
◇フィギュアスケート情報@夏貸文庫
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