« テレビ放送予定/アイスショー「荒川静香フレンズオンアイス2013」CS日テレ【第一部】9月・【第二部】10月 | トップページ | 中京テレビ「キャッチ・フィギュア」2013/08/28◇村上佳菜子・秘蔵映像で語る「夢」 »

2013年8月27日 (火)

中日新聞「フィギュア三都物語@名古屋」フィギュアスケート選手強化の歴史/2013年8月20日~26日

中日新聞(東京新聞)のスポーツ欄で、フィギュアスケート関連の特集記事を連載中です。
タイトルは「フィギュア三都物語」。
フィギュアスケートで世界トップ選手を生み出した三都市、名古屋・仙台・大阪の強化の歴史を探る。担当は海老名徳馬記者。
名古屋編は全6回/2013年8月20日(火)~26日(月)。
(山田満知子コーチ、小塚家3代、中京リンク)
仙台編は8月27日(火)~。
その後が大阪編。

記事はこれまで報道されてきたことをまとめただけで目新しい内容はありませんが、紙面の扱いが大きい。1ページの横幅1っぱい3段に大きい写真付。これまでフィギュアスケートの興味のなかった読者に紹介する目的かな。



「フィギュア三都物語@名古屋」
▽名古屋編(1)家族同然 山田コーチ/みどりが開いた道
(2013年8月20日(火))
名古屋で強い女子選手が現れる大きな流れを作った伊藤みどりと彼女を育てた山田満知子コーチ。スケートの天才少女だが、怪我が多かったり練習嫌いだったり経済的に苦しかったり、順調とは言えないみどりの競技生活を山田コーチが家族同然に支えた。東京や外国で育てたらという誘いも、みどり自身が断って山田コーチについていった。
写真は、リニューアルした大須リンクで教え子の写真の前で語る山田コーチ。

▽名古屋編(2)トリプルアクセルに挑む/最高の跳躍 脈々と
(2013年8月21日(水))
女子で初めてトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を跳んだ伊藤みどり。その後国際大会でトリプルアクセルを成功させた数少ない女子選手が、みどりの後輩の中野友加里、浅田真央。フィギュアのテレビ放送の少ない時代に最高のお手本が目の前にいた。名古屋は複数のクラブが一緒のリンクで練習するし試合も多い。小さい頃から技術を競い合った。
写真は伊藤みどり(シェヘラザード)、中野友加里(火の鳥)、浅田真央(白鳥)

▽名古屋編(3)練習 親がアドバイス/選手飛躍のパワー
(2013年8月22日(木))
山田コーチが指導するグランプリ東海の練習では、リンクサイドに選手の親がずらりと並ぶ。保護者が練習中にアドバイスを送る姿も珍しくない。他の町ではなかなか見らない光景。指導者が他の選手を見ているときでも、親ならずっと見ていてくれる。選手とコーチと親が一体になってスケートに取り組む。
この回は写真なし。

▽名古屋編(4)祖父・小塚光彦の夢/世界レベル 礎築く
(2013年8月24日(土))
小塚崇彦の祖父・光彦。名古屋のフィギュアスケートを世界レベルに高めようと尽力し、その礎を築いた。戦前の満州でフィギュアスケートに出会い魅力に取り付かれる。名古屋に引き揚げて愛知県スケート連盟を設立。旧ソ連に学ぼうとモスクワの国際試合に通い、分厚い技術書を持ち帰り指導法を勉強した。長男の嗣彦にスパルタ指導で五輪出場の夢を託す。嗣彦は全日本三連覇、グルノーブル五輪出場するも21位に終わる。
写真は崇彦の2010年全日本選手権優勝後、メダルをかけた光彦と崇彦のツーショット

▽名古屋編(5)理想の曲 崇彦「銀」/3世代の挑戦 結実
(2013年8月25日(日))
光彦は日本のレベルを世界レベルに近づけるためソ連(ロシア)に目をつける。1976年、ソ連のトップ選手を招いて「日ソ親善フィギュアスケート大会」を実現。日本の若い選手や指導者に大きな刺激を与える。大会は現在のNHK杯の前身となる。
世界トップでの活躍という光彦の夢を孫の崇彦が実現する。光彦にゆかりのロシアで開催された2011年世界選手権で銀メダル。その時のフリーの曲、リスト「ピアノ協奏曲第1番」は光彦がこの曲ですべる選手を育てたいと思い描いていた曲だった。
写真は2011年世界選手権でガッツポーズする崇彦と佐藤信夫コーチ

▽名古屋編(6)専用リンク完成/場所、人材 整う王国
(2013年8月26日(月))名古屋編終わり
2007年5月、中京大学トヨタキャンパス内にアイスアリーナ「オーロラリンク」オープン。国内唯一のフィギュアスケート専用リンク。フィギュアスケート人気で、全国のスケート場の一般営業が満員になり選手の練習場所が確保しにくくなった。世界を目指す地元選手を支援するために中京大学がフィギュアに特化した施設を作る。ナショナルトレーニングセンターに指定され、国内トップ選手や地元クラブも利用する。
恵まれた環境とトップ選手が集まる名古屋に、トップクラスの指導者も集まった。練習場所と人材の充実がフィギュア王国名古屋を支えている。
写真は2007年5月の中京大リンク完成披露式典、14人の選手たち



ここから個人的感想。
名古屋のリンクで親が熱心なのは、名古屋のスケートの歴史が戦後に始まったばかりで、親が口を出しやすかったのだろう。山田満知子コーチが子どもの頃は名古屋にきちんとした指導者がいなくて、保護者たちが試行錯誤しながら指導していたらしい。大都市のコーチは自分の指導法に親が口出しするのを嫌う。地方でスケートの上手な人は東京に行ってしまうが、山田コーチのように地元の大学を卒業して地元で結婚して地元に残る元選手がいたのも幸いした。
名古屋のフィギュアスケート強化の要は小塚家の存在だな。人懐こくて世話好きで、フィギュアスケートのために人脈をフルに活用している。ソ連(ロシア)とのフィギュアスケート交流したり、スケートを知らない人に魅力を吹き込んだり、スケートリンクを作るために地元の企業に寄付を募ったり。嗣彦氏が全日本王者になりながら早大卒、一流企業就職というエリートコースを進んだのも、地元の保護者や企業がフィギュアスケートに良い印象を持つ材料になったのかも。
フィギュアスケートはお金のかかる競技だから、親の経済力と熱意は大事だ。親の熱意で子どもを支援できるから、親の方が熱心になる。練習場所のスケートリンクの維持は個人ではどうにもならないから、企業や学校の支援も得られるぐらい裕福な地域なのも名古屋は幸運だった。


フィギュアスケート・イベントスケジュール表@夏貸文庫
(試合・アイスショーの予定・日程)

|

« テレビ放送予定/アイスショー「荒川静香フレンズオンアイス2013」CS日テレ【第一部】9月・【第二部】10月 | トップページ | 中京テレビ「キャッチ・フィギュア」2013/08/28◇村上佳菜子・秘蔵映像で語る「夢」 »

スポーツ」カテゴリの記事

ニュース」カテゴリの記事

フィギュアスケート」カテゴリの記事

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 中日新聞「フィギュア三都物語@名古屋」フィギュアスケート選手強化の歴史/2013年8月20日~26日:

« テレビ放送予定/アイスショー「荒川静香フレンズオンアイス2013」CS日テレ【第一部】9月・【第二部】10月 | トップページ | 中京テレビ「キャッチ・フィギュア」2013/08/28◇村上佳菜子・秘蔵映像で語る「夢」 »