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2015年8月 4日 (火)

雑誌「Number(ナンバー)」875号/本田4兄妹の母、羽生結弦の最初のコーチインタビュー

文藝春秋が発行するスポーツ情報雑誌「Number(ナンバー)」(隔週木曜日発売)。

前回、2015年7月30日発売・883号の宮原知子選手がスケートを始めた頃の話を紹介しました。
ついでに思い出したので、今年春の世界選手権直後に発売された「Number(ナンバー)」875号(2015年4月2日発売)のフィギュアスケート特集から、本田四兄妹(太一、真凜、望結、紗来)のお母さんのインタビューと、羽生結弦選手が最初にスケートを教わった山田真実コーチのインタビュー記事を紹介します。



「我が子をスケーターにするには」
本田真凜、望結の母が語る
文◎矢内由美子(3ページ)

本田四兄妹(太一、真凜、望結、紗来)の母・本田真紀さんへのインタビュー。京都の自宅で取材。
5人きょうだいで、一番上の長女はスケートをやっていない。
長女と3歳違いの長男・太一が幼稚園の年少組のときに、テレビドラマ『プライド』(2004年・木村琢哉主演)の影響でアイスホッケーをやりたいというので、自宅から車で10分ほどのところにあった醍醐スケートリンクでアイスホッケーを始める。スケーティングの技を磨くためにフィギュアスケートも始める。連盟登録が片方しかできないのでフィギュアスケートを選ぶ。太一の影響で妹たちもスケートを始める。
現在も朝から夜まで子どもたちの送迎や家事で大忙し。子どもの相談にのるのは朝のキッチンやLINEで個別に会話。2005年9月に醍醐スケートリンクが閉鎖されてから数年は、片道1時間半かかる奈良のリンクまで毎日通い肉体的負担が大きかった。それでも子どもたちのがんばりにほだされた。
経済的に一番きつかったのは、強化指定がつく直前くらい。コーチの遠征費用も負担するので、海外試合に出すときが一番しんどかった。
子どもがやりたいといえば、親はなんとしてもやらせようと思う。逆に親がどんなに頑張ってあげても、本人が好きじゃなかったら続かない。
なかなか跳べなかったジャンプがやっと跳べた瞬間は、親にとっても喜び。子どもが5人いると、楽しみも5倍。



「ユヅルが初めてリンクに立った日」
五輪王者の才能に迫る
文◎城島充(3ページ)

羽生結弦選手に最初にスケートを教えた山田真実コーチにインタビュー。
羽生選手が初めてスケートリンクに立ったのは4歳のとき。山田コーチは大学を卒業して仙台のリンクで指導を始めたばかりだった。
姉の個人レッスンについてきていて、母に勧められて初めてスケート靴を履いた。いきなり氷上を走って転んだ。何度も転倒してもけろっとして走り出した。氷上で転ぶ痛みに対する恐怖心がない少年に山田コーチは驚いた。
5歳の頃、初の大会に出場するために振付をする。手足を自由に使って表現する技術がなかった少年は、頭を思いっきり振って表現しようとした。最初から自分の世界にはいった。感情表現が過剰なほどで、コーチに怒られたときも傷ついたアピールをしてくるので演技か真実かわからない。
またジャンプを習得する適応力に驚かされた。イメージを構築できるヒントを与えれば、外枠はできてしまう。
ものすごい才能がありながら集中力がない少年への指導は手探りだった。自分の指導でスケートが嫌いになるのではという不安があった。
羽生選手が8歳の時に、山田コーチが札幌のリンクに移る。替わって仙台のリンクに来た都築章一郎コーチに少年を託す。
才能を開花させるには、本人の資質や努力だけでなく、周囲の環境や指導者の巡り合せも重要。
羽生選手の存在が大きくなっても、山田コーチとの距離感は変わらない。
山田コーチは羽生選手を誉めよう、祝福しようと思いながら、厳しい言葉で注意する。
羽生選手の方は、クリケットに来ていた恩師を見つけて、「ちゃんと練習しないと、山田先生に怒られるって思いました」とはにかんだ。
2014全日本選手権のとき、早くカナダに帰って練習しろという恩師の厳しい言葉に、羽生選手は「先生、ほんとに痛いんですよ」と真剣な表情で答えたという。



■Number(ナンバー)875号 
(Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))

出版社: 文藝春秋
隔週刊版雑誌 AB判 オールカラー
発売日: 2015/4/2
商品パッケージの寸法: 26.4 x 20.2 x 0.6 cm

羽生結弦 不屈の魂。~Figure Skating 2014-2015~
875号/2015年4月2日発売

羽生結弦 不屈の魂。~Figure Skating 2014-2015~ [Sports Graphic Number雑誌紹介] - Number Web - ナンバー
(目次)

Number(ナンバー)875号 羽生結弦 不屈の魂。フィギュアスケート2014-15 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))
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