来生さんの名字の由来/週刊文春2024年6月27日号「新・家の履歴書」来生たかお
雑誌「週刊文春」の連載ノンフィクション「新・家の履歴書」。
著名人にインタビューして、自分が生まれてからこれまでに住んでいた家の間取りを紹介しながら、家族や仕事、人とのつながりを振り返ってもらいます。
週刊文春2024年6月27日号(6月20日発売)では、
来生たかおさん(シンガーソングライター・作曲家)が登場。
1950年、東京生まれ。本名:来生孝夫。
姉・来生えつこの作詞、弟・来生たかおの作曲による作品で知られます。今年で作曲家デビュー50周年。
姉のえつこさんは北海道で生まれて、たかおさんは東京都大田区生まれ、東京都内で何度か引っ越し。小学校3年生でひばりが丘団地(東京都西東京市)に引っ越し。二十歳のころに父が埼玉県北本市に家を建て、たかおさんは両親と同居、えつこさんはひばりが丘に残ります。
現在は1983年に建てた東久留米の家に住んでいます。
導入部分で、「来生」という珍しい名字の由来について語っています。
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>一家のルーツは島根県にいた木次と名乗る侍だったそうです。新潟、山形と代々移り住み、明治維新の時に名を来生に改めた。惣領息子ではない父は陸軍士官学校に入るために東京に出、剣術師範を務めるまでになった。戦後は叔父のいる北海道砂川市へ移って結婚。
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☆島根にいた「木次」という武士がルーツ
(島根には日本神話の大国主命の故事に由来する「きすき(木次・来次)」という古い地名がある)
→山形に移っていた先祖が明治維新の時に「来生(きすぎ)」に改名
【名字】来生
【全国順位】 24,538位
【全国人数】 およそ150人
来生さんが多いのは山形県や北海道、東京都、神奈川県など。
明治の初めに山形で改名した一族から、山形に残った家や仕事を求めて北海道や首都圏に移動した家が広がっていたのでしょう。
島根県には「木次(きすき)」という地名があって、JR西日本・木次線という島根県と広島県を結ぶ路線も現存しています。「木次駅」もあります。
▽沿線点描【木次線】備後落合駅(広島県)~木次駅(島根県)|JR西日本
島根の「木次」の地名の由来は、
>「出雲風土記」には「来次」と書かれ、古代神話において、大国主命が八十神たちを追撃し、この地で追いつかれたというエピソードに地名が由来するといいます。
「木次」さんは全国でおよそ1,200人(来生さんの約8倍)。
現在は長野県や島根県、茨城県に多い。長野県の方は「きつぎ」と読むようです。
【名字】木次
【全国順位】 7,217位
【全国人数】 およそ1,200人
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「来生」と書いて「きすぎ」は難読ですが、現在50代以上の人なら読めるのです。
1981年の「Goodbye day」「夢の途中」のヒット、翌年の中森明菜さんへの曲の提供(デビュー曲「スローモーション」、サードシングル「セカンド・ラブ」)などで80年代初頭は来生姉弟の一般の知名度が高かったのです。
「夢の途中」は映画「セーラー服と機関銃」の主題歌。仕事の依頼を受けて、3曲デモを作って一番自信がない曲が採用。来生さんの歌のレコーディングが済んでから、相米慎二監督の提案で映画の主演の薬師丸ひろ子さんにも歌わせることになり、競作でリリースという事になります。
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